Mr. Richard Hashimoto
「受け継ぎ、伝える ― 経験を自分の中だけにとどめてはいけません。それを次の世代に伝え、学びや成長の場をつくることが大切です。」
〜 リチャード・ハシモト(サンフランシスコ日本町商店会 会長、ジャパンタウンタスクフォース理事、金門学園理事)
「受け継ぎ、伝える ― 経験を自分の中だけにとどめてはいけません。それを次の世代に伝え、学びや成長の場をつくることが大切です。」
〜 リチャード・ハシモト(サンフランシスコ日本町商店会 会長、ジャパンタウンタスクフォース理事、金門学園理事)
リチャードさんは、サンフランシスコのジャパンタウンに深いルーツを持つひとりです。彼の家族は1960年代にサンフランシスコに移住しました。彼の移民一世の母親が日本人移民の多いこの地域に安心感を覚えたといいます。リチャードさんは、子どもの頃にJCYCのプログラムに参加し、その後1977年にジャパンタウンセンターガレージで働き始めたことをきっかけに、彼の地域への長きにわたる貢献が始まりました。
彼は20年以上にわたり、日本町商店会の会長、ジャパンタウンタスクフォースや金門学園の理事を務め、ジャパンタウンのビジネス支援と文化的な活気の維持に尽力してきました。
リチャードさんが思い描くジャパンタウンの未来は、家族向けの住宅、日系人と新たな移民との相互理解、そしてコミュニティの集いを通じて人々がつながる場所を設けることです。背景の異なる人々の間で文化的な違いにより円滑なコミュニケーションを撮ることが難しいこともありますが、それはジャパンタウンを大切に思う人が多い証でもあると語ります。彼が若い世代に伝えたいのは、「受け継ぎ、伝える」ということ。自身の物語を共有し、文化を守り、次の世代が受け継がれたものを基に新しいジャパンタウンを形づくる手助けをしてほしい、というメッセージです。
取材日時:2025年3月26日
取材者:平澤もとか