Ms. Sandy Mori
「意見は一致しなくてもいい。ただ話し合いを続けることが大事。」
〜サンディ・モリ(Kimochi, Inc. 共同創設者/Reimagine Japantown委員会 共同代表)
サンディは第二次世界大戦中、トゥーリーレイク強制収容所で生まれました。戦後、家族はサクラメントに戻り、父親は複数の薬局を経営していました。強制収容や戦後の人種差別、そして都市再開発による日系コミュニティの追い出しといった困難に直面しながらも、サンディはコミュニティーへのつながりを保ち続けました。1965年にサンディはサンフランシスコへ移り、栄養士や医療政策の第一人者として地域に貢献しました。
1971年、彼女はジャパンタウンでKimochi, Inc. をスティーブ・ナカジョウとともに、共同設立しました。最初は特に一世(Issei)を対象に、バイリンガルかつ文化的に配慮された高齢者ケアを提供するためでした。栄養プログラム、配食サービス、高齢者向け住宅施設などを通じて、Kimochiは地域にとって欠かせない場となりました。現在彼女は、Reimagine Japantown委員会の共同代表として、ジャパンタウンの文化的アイデンティティを守り、育て、地域意識を高める活動に取り組んでいます。
将来的には、ジャパンタウンにもっと多くの住宅が建設され、日本文化を発信する小規模事業への支援が強化され、若者の積極的な参加が増えることを彼女は望んでいます。サンディは若い世代に対し、自分の関心や情熱のある分野で地域に関わることを勧めています。
取材日時:2025年4月29日
取材者:平澤もとか